「けっ。どいつもこいつも死んだような顔しやがって。覇気がないぜ、覇気がない。この国じゃあ、男は度胸、女は愛嬌、僧は御経って昔から決まってんだ。わかってるならそれなりの振る舞いをすりゃあいいんだよ。色気の一つもない婆さんばっかりよこしやがって。上は何を考えてんだ?」
 耳から耳に抜けるという表現は聞いたことがあるが、この場合はそれに該当しない。何故なら、耳にすら入らないからだ。声を聞いているからわかるんじゃない。記憶の中の彼がそう云っているんだ。何度も同じようなことばかりぼやいているから、話し方の特性上あまり動かされない唇と表情を見ていればわかる。そういえば、もう何年の付き合いになるのだろうか。
「しかたないだろ」
 頼まれたオレンジジュースのカップを机にコトリと置く。肘掛椅子にどっぷりと身を沈めているレンはまだ何かぶつぶつ云っているが、右手はすでにカップの持ち手を掴んでいた。
「そういう決まりなんだから」
「真面目だなあ、シュウは」
 レンの言葉は無視――じゃなくて、耳にすら入らない。入らない、耳にすら。
「とりあえず、それ飲んだら仕事に戻れよ」
「まだ5分あるし」
 のんびりしているレンを横目に天然水を飲み干し、食器洗浄機にコップを返した。
「もう、5分しかないんだよ」
 業務用ポーチから香水を取り出し手首に向かってワンプッシュ、こすり合わせて首元へ。休憩室の男くさい匂いはきらびやかなホテルには似合わない。働きはじめの頃、嗅いだだけで吐き気がしたオードトワレも今ではぼくにフィットして、むしろそれがないと落ち着かないほどだ。慣れは怖い。
「俺、シフト代わってもらおうかなー」
「勝手にしろ」
 どこまでも呑気なレンは置いて、ぼくは休憩室を後にした。
 ふと先ほどのポーチからシフト表を取り出し、次の担当の御客様を確認する。履歴書から名前や年齢、職業などを読み取り、顔写真を穴があくほど見つめたけれど、これといって珍しい経歴もなければ目立つ顔立ちでも何でもなかった。でも不細工ではない。ある程度整った愛嬌のある顔立ちだ。嫌いじゃない。むしろ――この仕事を続けて何百人目にあたる――タイプの女だ。
 ぼくは忘れないように頭の中で御客様の名前を繰り返した。右、左と進める足はイ、ワ、イ、ハ、ヅ、キ、の六拍子だ。そのリズムが心地よかった。

 ホテルのロビーまで出てくるとシーズンも関係しているのか、たくさんの御客様が手続きをしていた。その大半が暗い表情で、足取りは重く、ゆったりのそのそだらだらどんより、と近づいてくる。
 無愛想な現場統括役からボードを受け取り、マグネットでカタカナを貼る。覚えた御客様の名前だ。
 イワイハヅキ、イワイハヅキ、イワイハヅキ。いたって普通。
 使われる頻度の問題か、イやキのマグネットは薄汚れていたけれど、ヅのマグネットは買ったばかりの白さを放っていた。その不揃いな感じが一昔前の脅迫状みたいでおもしろい。
「イワイハヅキ様、いらっしゃいますでしょうか」
 プラカードを胸の前に出し、ロビー中を歩き回る。声は張りすぎずに、一直線に足を出し、目線は高めに、笑顔で。同僚や後輩に訊けば、ベルボーイの作法と云うのは毎年研修生を担当する人間によってだいぶ変わるらしい。ぼくのときは威厳ある初老の方であったから、研修中こそつらかったが、今では高いランクをもらえてうれしく思うし、教わったこと自体がぼくの誇りだ。
 適当にやっているやつらとは格が違う。ぼくは勝ち組だ。
「イワイハヅキ様、いらっしゃいますでしょうか」
 ちょうど電車かバスか何かが来たのだろう。一度に大勢の御客様が詰めかけてきた。イワイハヅキはその中にいるようだ。タクシーで来るのはたいてい大きな会社の社長か政治家、令嬢、御曹司の類の人々で、一般庶民は電車やバスで来ることが多い。駐車場は無いに等しいので自家用車で来る人はまれだ。その車を路地に停め、捨てていく覚悟のある人でないとそうはしない。
「イワイハヅキ様、いらっしゃいますでしょうか」
 どんな人だろうか。履歴書を回想してもありきたりなことが書いてあったイメージしかない。
 何度か名を連呼するうちに、小さなトートバッグを右手に持ち、左手で壁をなぞるようにして立っている女を発見した。トップモデルでも気取っているのだろうか。確かに背筋がぴんと伸びているところは同業者を思わせるが、どこか様になりきっていないところが幼い印象を与える。質素なワンピースに細身のジーンズといういでたちが原因だろう。もっと外見に気を配る女ならばアクセサリーの一つや二つ身につけるものだ。
 それにしてもあの女はいつの間に入ってきたのだろう。今まではドアを見張っていれば御客様を見つけだすことができたし、気付かずに通してしまった人はいない。むしろ見張るところを全員が通るようなワンポイントに絞らないと誰がどこをうろつくかわからない。だからドアかチェックインの列かを見ていたのだが……危なかった。もう少しでただベルをチリンチリンと鳴らして歩き回るだけの脳無しに成り下がるところだった。そんなのギャングエイジのガキでも出来るっつーの。
「大変お待たせいたしました。イワイハヅキ様ですね」
 歩み寄り、軽く会釈をする。女はにこやかに首を振って肯定の意を表してくれた。気をつけに戻って揃えられたパンプスが好印象だ。いまどきオー脚でもエックス脚でもない普通の人はあまり見ないから余計に。
「本日御部屋までのご案内を仰せつかっております私、シュウと申します」
 付け加えるように深く一礼してご案内が遅れたことを詫びた。こうなってくると今流行りの執事だかベルボーイだかわからなくなってくる。次の仕事は執事かホストか。
「チェックインはお済みですか」
「はい」
「では参りましょうか。お荷物、よろしければお持ち致しますよ」
「ありがとう。でもいいわ、自分で持っていたいの」
「そうですか」
 返事をしながらエレベーターの扉を押さえ、手で入るよう示す。イワイはちょこちょこと小走りで乗り込み、壁側に寄った。華やかな内装に驚いているのか、三百六十度をぐるぐると見回している。ぼくからしてみれば数え切れないほど乗り込んだこのエレベーターの装飾は目に痛いだけで、取り付けられた大きな鏡は見るたびに自分の二枚目でない様子が映り、こちらは頭が痛い。
「楽しそうですね」
 イワイは少しだけ背の高いぼくを覗き込むようにして云った。
「そう見えますか?」
 ええ、とても。イワイは寂しげに笑った。胸の下まで伸びる髪からは何故か懐かしく甘い香りが漂ってくる。実家の洋間か、それとも庭か、もしかしたら近所の図書館かもしれない。子供の頃に通った場所と同じ匂いだ。
 目的のフロアに着き、扉が開いたのでは先に降り、乗った時と同じように扉を押さえてイワイを振り返った。しかし彼女は鏡を見ている。乗り込んですぐの鏡を見つめる彼女の背中を見ていたつもりだったのに、自然に視線が移ってその刹那、鏡の中のイワイと目が合う。
「……閉まりますから」
 慌てて動くイワイ、同時にぼくの左手に抵抗する力が生まれた。ドアが閉まろうとしている。
「お早く!」
 とっさにイワイの手を取って引き寄せた。パンプスが鈍い音をたて、イワイの身体がぼくになだれこんできた。
 抱きしめた。
 そして、すぐに手を離す。
「申し訳ありません。私の不注意でこんな事になってしまって。御怪我はございませんか?」
 あるはずないだろう。ぼくがエアバッグ代わりになったのだから。
 エレベーターは何事もなかったかのようにグイーンと空気抵抗の音を立てていってしまった。閉まった扉の上方にあるランプが淡く点滅する。
 イワイは何も云わない。目を伏せて、ぼくの胸に掌をついたまま。ぼくは服の埃を払うふりをしてさりげなく後ずさりをし、イワイから離れた。しかし優しい匂いはぼくのオードトワレと混ざって染みついて消えてくれない。
 目があった時、胸がうずいた。炭酸水のような甘酸っぱい感触が脳裏によみがえったのだ。ぼくは一体どうなってしまったんだろう。イワイハヅキは何者なんだ?
 いや違う。身体が触れ合ったのは御客様をお守りするために止むを得なかったはずだ。
 何も、ない。何もなかった。
「申し訳ありませんでした」
「いいの」
「本当に申し訳ありません。では御部屋へまいりましょう」
 歩き出したのはぼくだけだった。
「ねえっ」
 振り返るとイワイがうつむき、トートバッグを両手で持っている。さっき見たときはぼくを突きさすようにまっすぐ前を向いていたパンプスは自信がなさそうに、爪先が中へ向いていた。
「ねえ……あなた、シュウでしょう」
 この女は何を聞いているんだ? さっき自己紹介したじゃないか。
「左様でございます」
 仕草からいらつきを見せないように注意した上で、小さく答える。
「わたしのこと、覚えているでしょう。ハヅキよ、イワイハヅキ」
「ええ、存じております。本日私が担当させていただいているイワイハヅキさまです」
「そうじゃないのっ」
 そう云われましても……。
 声を出そうとしたのに、詰まる。イワイの瞳が光ったからだ。まばゆいシャンデリアの照明に反射したのだろう、おそらく涙が。
 御客様を泣かせたベルボーイなんて知らないぞ。解雇されるんだろうか。さすがに殺されはしないだろうな。しかし御客様は神様だと毎日唱和している身だ、停職くらい考慮したほうがいいのか? 
 その前に、ぼくがこの女に何かしたっていうのか!
「仕事とか御客とかそんなんじゃなくて……」
 そういってイワイはさりげなく目尻を押さえた。取り乱すというわけでもなく、ただ静かに。ぼくがイワイの涙を見たとは気付いていないらしい。
 ぼくは落ち着け、と自分に命令するつもりで胸を押さえた。
「わたし、あなたと会ったことがあるのよ。あなたと話をしたことがある。ベルボーイと御客だなんてつれない関係じゃなくて――そうよ、そうだわ、ここではない別の場所、まるっきり違う世界のような気がするわ。頭が変になりそうなくらいおかしな話かもしれないけれど」
 懇願するような眼でこちらを見るイワイは依然、その場から動こうとはしない。何を考えているかは理解できないが、後ろから誰か来たらまずい。早く部屋まで連れて行かないと。
「――何のことでしょうか」
「御願い、ちゃんと聞いてよ」
「行きますよ」
 踵を返す。
「――御客様」
 その響きにイワイの顔に絶望の色が浮かんだ。否、絶望と云うのは適切でないかもしれない。しかしそれ以外に当てはまる言葉が無いのだ。ずっと信じてきた「絶対」を例えるならそう、今日の夕食はカレーライスだよ、と教えられるくらいのテンションでいとも簡単に裏返されたような表情。救いようのない、悪魔が乗っ取りやすそうなマイナスのオーラだけが漂う。
「怖いのよ。あなたがどこかへ行ってしまいそうで」
 背中で言葉を聞く。メロドラマに主演女優にでもなったらアカデミー賞だかグラミー賞だか知らないけどレッドカーペットを歩けるんじゃないのか、と本気で思った。ぼくは仕事中だ、演技なんてどうでもいい。部屋でゆっくり思う存分やってくれる分には構わないのだ。
 仕方ないなあ、と振り返り、震えるイワイの手をとった。
「ずいぶんお疲れのようですから、早く行きましょう」
「……いや」
 これで動いてくれるとはこちらも思っていない。ぼくはイワイの後ろに回り、その細い背中を右手で押し、左手でどうぞこちらへ、と促した。
 抵抗しているつもりか。足に力を入れて進まないようにしている。
 可愛いものだ。自然に後ろに体重がかかってきて、右手にかかる力も強くなる。その分ぼくがイワイのコントロールができるだなんて思ってもいないのだろう。笑わせる。
 取り乱した御客様は否応なしに部屋にお連れすることが許されている、というか、義務付けられている。とにかく部屋に入れるのだ。あとは他の連中が何とかしてくれる。必ず守らねばならないものと云うのは、一つしかないことが多い。物を書くこと以外に鉛筆を使う人がいるだろうか。穴を開けるときに使うぜ俺は、とレンの声が聞こえたような気がしたが無視だ。耳にすら入らないはずの声は、こんなときでもすぐ思い出せるほど耳に残っている。
「それでは失礼します」
 少し屈んでイワイのひざ裏に左手を添え、そのまま右手と連動させて持ち上げる。俗に云う御姫様抱っこ。ボスもよくお得意様のご婦人に施している技だ。無論、そのときのように喜んでくれるとは今、思っていないが……。
「ちょ、ちょっとっ」
 じたばたと暴れまわるけれどぼくだってそんなに柔じゃない。というより、軽すぎ。足音がしないようにつくられた靴だけがイワイの重さを受けて、カーペットに沈んだ。
 エレベーターから一番離れた部屋までを考えても二十メートル。だからそれよりは手前にあるイワイの部屋までは十数メートルあるかないかくらいのはずだ。ダンベルを持った短距離走だったとしても十秒かからない。歩みを遅らせたわけでもためらったわけでもない。
 なのにぼくにはその十数メートルがフルマラソン何本分にも思えたし、一秒が宇宙旅行何回分にも思えた。
 部屋のドアの前でイワイを降ろしたときにはもう反抗心など芽生えていなかったらしく、声を荒げていた姿からは想像もつかないくらいおとなしく、自分のパンプスの先をぼんやりと見ていた。
 鍵を開け、中に通す。イワイは催眠術にでもかかったように従順に部屋へ入った。
「数々のご無礼、御許しくださいませ。どうぞごゆるりとお過ごしください。私はこれで失礼いたします。それでは」
 昔はカンニングペーパー代わりの掌をちらちらと見ながら云っていた科白も今ではさらさらと云える。物悲しそうな瞳は見なかったことにして一礼し、静かにドアを閉めた。
 閉まったドアに向かってもう一度礼をする。気持ちとしてはグラウンドに礼をする陸上選手だ。
 従業員専用階段へ向かって歩き出す。
 立ち止まる。
 振り返る。
 普段ならば、この時点で既に御客様の顔など忘れている。なのに今は脳裏に焼き付いて離れない。突き刺さる言葉も、整った身体のラインも、何かを訴えてくる瞳も、温もりのある声も、イワイのすべてがぼくのなかで生きている。何故だろう。
 でも、また歩き出す。ぼくは生粋のベルボーイだ。
 
 いろいろな考えを巡らせるうちに休憩室に着いた。ぼくより遅く仕事に戻ったくせに早く終わらせてきたらしいレンは、一時間くらい前に見たのと同じ格好でオレンジジュースを飲んでいる。
「遅かったな」
 レンはほらよ、と云ってテーブルの上にあるコップを指した。有り難い、と手に取ると、それはいつもの天然水ではなく、ブラックコーヒーだった。
「今度の御客様、大変だったろう」
「ん? そうでもねえよ」
 不満はあったけれどカフェインを取るのも悪くない。今は確かに天然水なんか飲んですっきりするような気分じゃなかった。レンの言葉もさらりと流す。
「そうか、それならいいけど」
 肩をすくめてみせ、コップを持ったまま休憩室の壁にふと眼をやった。スケジュールやお知らせを確認する。
「俺もお前と同じくらい長くベルボーイやってるけど、知り合いには会いたくねえな」
 何だって?
「おい、レン。もう一回云ってみろよ」
「何かっかしてんだよ。やっぱり手こずってたんだな、ハヅキに」
 フラッシュバック。薄れてもくれないイワイハヅキの記憶がさらに濃くなってくる。
「ハヅキって……イワイハヅキのことか?」
「そうだけど。まさかお前、気付かずに接客したとか言うなよ、なあ」
 何があったって云うんだ。レンは頭がおかしくなったのか? 否、そんなはずはない。こいつはへらへらしてるけど、嘘は云わない。
「あの若さで外傷もないと見ると病気か。事故かもしれないな。殺人事件じゃないといいけどな」
 訊きたいことがたくさんあるのに、何か云いたいのに、言葉が出てこない。
「イワイハヅキってあれだろ。お前の恋人だろ」
 それを訊いた途端、ぼくにイワイのすべてがよみがえってきた。思い出すなんて簡単なものじゃない。手を伸ばせば触れられるくらい鮮明に、耳を澄ませば聞こえるくらい明瞭に。
 気づいたらぼくはボスの部屋へと走り出していた。

 

 あいつがいなくなってから数日が経つ。シュウは――あまり憶測で物は云いたくないが、おそらく――消された。一人の客とともに。
 俺がイワイハヅキのことさえ口に出さなければこんなことにはならなかったと本気で後悔している。しかし、最終的にそれを選んだのは彼、シュウ自身だ。
 俺たちは普通のベルボーイではなかった。黄泉の世界に生きる特別なベルボーイであった。ボスに気まぐれに選ばれた人間だけが職を与えられ、一定期間、輪廻のサイクルから外され、死んだ者の世話をすることになっていた。俺はその初期段階。三途の川を渡ってきた死人を部屋に案内し、休憩させるのだ。その間に上の連中が行き先や刑を決める。大抵の亡者は部屋を出るまでに落ち着いているから一石二鳥だろう。実に効率的なシステムであると思う。
 シュウは若くして亡くなり、この世界に来た。だがそうはいっても十七、八のハイティーンで恋愛のまっ最中でもあったのだろう。偶然は重なるもので、俺もシュウも現の世界では面識のある仲で、死んだのはシュウが先だったが結果的には俺もシュウを追うことになり、さらに二人ともベルボーイに選ばれたのだ。
 数奇な人生。そう考えると、人生とは死んだ後も続いて行くものかもしれない。むしろ平凡であったシュウの生きていた頃の偶然のすべては、シュウが死んでから日の目を見ることになったといっても過言ではないだろう、シュウはこの黄泉のホテルでイワイハヅキに出会い、その担当となったのだから。
 これも推測だが、シュウはハヅキを生き返らせてくれ、とかそんなような不条理なことを願い出たに違いない。だからこそ消されてしまったのだろう。
 もしかして、ボスは知っていたのだろうか。シュウとハヅキが恋人であったことを。
 そう考えるとすべては必然であったのかもしれない。俺たちの知らないところで俺たちは動かされているのかもしれない。
 シュウがボスの部屋へ行ってしまってから俺はずっとそのことばかり考えていた。
 とりあえず俺に恋人という存在がいたことはない。だから、俺がシュウと同じ道を辿ることはない。シュウには帰ってきてほしいけれど、俺がこの身を引き換えにそう願うことはできない。
 そんな冷たい感情しか生まれない俺には、シュウの優しさと云う名の愚かさはまず理解できないのだ。
 

ベルボーイ
偶然と彼の最後の主情主義

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